事例 NO.001
一人の職員と他の全職員との対立
ある日数名のスタッフから院長に「○○看護師さんとは一緒にやってられないので、退職したいと思います」
との申し出があった。
話しを詳しく聞けば、かれこれ1年ほど前から○○看護師VS全職員との対立が発生していた。
理由は○○看護師が院内のあれこれを仕切り勝手に色々なルールを決めていた。
また、感情の起伏が激しく機嫌が悪いときは他のスタッフにきつく当たっていたとのこと。
確かに最年長のスタッフで院長が院内のことを任せきりにしていたことも要因ではあった。
このままでは全職員が同時に退職してしまいかねないと考え、数日後の業務終了後に
本人を呼んで話し合いをした。
「全職員からあなたとは一緒に仕事が出来ないと、退職の意思表示があった。
院長の代りに院内の諸々を仕切ってくれるのは有り難いが、あまりにも反発を買う進め方であったのでは?
このまま勤務いただくのはクリニックにとっても、あなたにとっても良くないので退職に同意いただきたい。」
1ヵ月後の日付で自己都合退職に同意いただければ明日から退職日まで有給休暇処理とし、
それまで保険証も使用していただいて結構です。
もし納得いただけないのなら今日付けで即時解雇とさせていただきます。
結果的に本人は自己都合退職を選択することになった。
一方的解雇ではなく、全日有給休暇処理の自己都合退職も選択出来ることで
本人の納得性が得られやすくしたことで大きなトラブルには発展しなかった。